2006年08月28日

赤ちゃんとの別れまで:その2

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その1はこちら

さて、いよいよ婦人科受診。
近くの婦人科を受診することにした。
そこは産科はないことを知っていたが、とりあえず
妊娠の判定くらいならいいだろう、と思ったからだ。
(結局いろいろとお世話になることになったが)
私は、元々婦人科にあまり苦手意識がない。
これまでもガン検診などで、けっこう通っていたし、
特に構えた気持ちはなかった。
でも、やっぱり初めての妊娠判定のための受診。
これまでとはちょっと違う、不安と期待の入り交じったような
複雑な気分だった。

診察室にはいると、最初に行っていた尿検査で
妊娠陽性の判定がでていた。
(ここに来るまでに3回もやったのだから当たり前か)
先生が「妊娠反応がでていますね」と一言。
そこから、エコーの検査。
いまや経膣エコーがあるので早い数週から確認できるように
なったらしい。

エコーでは小さな袋が見えた。
胎嚢。
赤ちゃんが入っている袋だ。
先生が「ちゃんと子宮内に妊娠してますね」と
言ってくれる。
私には袋しか見えなかったが、先生が
「まだ見えにくいのですが、小さな赤ちゃんらしきものが
 見えているので、大丈夫ですよ」
と言ってくれた。
そこで、初めてぞくぞくっとした喜びがわき上がってきた。
カーテン越しにエコーのモニターを見ながら、自分の
心の中だけでガッツポーズ!といった感じだった。

あ〜、ちゃんと妊娠していた!
6年目にして、やっと妊娠した!
という喜びがじわじわと私を包んだ。

検査が終わって、「6週目に入ったところですね」と
診断を受ける。
妊娠6週。
これで、初めての妊娠生活の始まり。

でもこの後、ネットなどの情報で赤ちゃんの心拍が確認
されるまではまだ流産の可能性も高い、などの情報を得ていたので、
まだまだ心拍が確認されていないから・・・と自分の
喜びをちょっと閉じこめてしまう。

帰ってきたおっとにエコーの写真を見せながら、
「まだ、まだどうなるか分からないからね」と牽制球。
私がこんな調子だったので、おっとも喜びを表すタイミングを
失ったのかもしれない。

この時点で、すごく実感したこと。
これまで私は友達などに妊娠中の不安を相談されても
「大丈夫!赤ちゃんは元気に産まれてきてくれてるから!」
と応援していた。
医療者から言えば、確率的には普通に妊娠して元気に赤ちゃんが
産まれる確率が高い。
だから、「だいじょうぶ!」と元気づけるつもりで言っていた。
でも、違う。
一人一人のお母さんにとっては、何かあるも元気に産まれるも
確率は50/50(フィフティ・フィフティ)なのだ。
これまで、無責任に応援していたつもりはなかったけど、
妊娠を経験して、母の不安というものを実感した。
きっとどんなに順調な経過でも、妊娠期間中、そして
産まれて育てていく間、親はこんな心配や不安をずっと
抱えて生きていくんだろうな〜と、子育てのとてつもない
労力を一瞬だけだけど、感じることが出来た。
だから、喜びも大きいのだろうけど。

何事も経験!ということを身を以て知った。
経験した分、共感できる部分が増えていく。

これが私の短い妊娠期間の始まりの気持ちだった。

つづく。


posted by chika at 19:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 妊娠〜流産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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