2006年10月03日

赤ちゃんとの別れまで:その9

一連の流れはこちら
その1はこちら
その2はこちら
その3はこちら
その4はこちら
その5はこちら
その6はこちら
その7はこちら
その8はこちら


いよいよ、手術当日がやってきた。
おっとはその日一度職場に顔を出さなくてはいけなかったけど、
手術〜その後は一緒にいたいということで、朝5時起きで、出勤。
そして8時頃に帰宅してくれた。
8時半におっとと一緒に病院へ向かった。

受診時間より早いので、他に患者さんは誰もいない。
しばらく待合室で待つと、すぐに看護師さんが
「手術前の準備をするのでどうぞ」と迎えに来てくれた。

処置室で、肩に筋肉注射を2本。
これは痛いのは分かっている。
看護師さんも「今日、一番痛いのはこの注射かもしれないですよ」
と言っていた。
これは、仕事をしている時にバンバン打っていた側なので、文句は言えない。
「ちょっと痛いですよ〜」といいながら打っていたが、
そんなもんじゃないよね、患者側にとっては。
勝手だね〜。

筋肉注射の後は、ルート確保。
が、失敗。
おいお〜〜い、私の血管はそんなに細い方じゃないよ〜、
と心の中でつっこむ。
筋肉注射は覚悟していたので痛みも我慢できたけど、
この点滴の失敗はかなり痛かった。
だって、針入れたままさぐるんだも〜〜ん。
看護師さんが焦っているのが分かるが、こっちもたまったもんじゃない。
これ以上入らなければ、
「ウチのおっと小児科医ですから、入れてもらって良いですか?」
と言ってしまおうかと思うくらいだった・・(^_^;)
(嫌な患者やな〜)

ルート確保されるやいなや、婦人科の処置室へ移動となる。
なんだか、準備だから〜と気軽にいたのに、あっという間に
手術の時間になってしまった。
もう、緊張も何もない。
え?もう?みたいなまま麻酔が始まった。

「これから麻酔を点滴から入れるので、看護師の後に一緒に
数を数えてくださいね〜」

麻酔が注射器で注入されるのを横目で見ながら
「い〜ち」「い〜ち」
「に〜」「に〜」
「さ〜ん」「さ〜ん」
といっている間に、右側からが〜〜〜っと何かが襲ってきた。
「あーー、麻酔にかかっていくーーーーーっ。効いて良かった」
と冷静に思いながら、「ご〜」を数えたか数えないくらいで意識消失。


次に気付いたのは、まだ処置台の上だった。
処置中。
でも、なんだかもう最後ぐらいだったのか大きな痛みは
感じなかった。
ただ、子宮の方からお腹を圧迫されていてそれが気持ち悪くて
「う○こ〜〜〜〜〜〜〜〜」(そんな痛みだった・・(>_<))
と頭の中で叫んでいた。
多分、子宮の痛みを麻酔でもうろうとする中、お腹の痛みと
感じたようだ。
後で冷静になって、この言葉を口に出さなくてよかったーーーと
本気でホッとした(〜o〜)
(うら若き乙女だから・・・?)

「う○こーーーーー」と頭の中で何度も叫びながら、また
意識が遠のいて、気付いたら処置室のベッドの上だった。

隣で診察している先生の声が聞こえてくる。
看護師さん達がバタバタと動いているのも分かる。
おっとが隣にいてくれた。

無事帰還。

まだ麻酔が効いていて、無理に起きようとすると気持ち悪い。
吐き気に弱い私は、こりゃいかん、と思ってまた眠りに落ちた。
麻酔後、吐いたりする人も多いようだけど、無理して起きず、
ひたすら眠るといいのかもしれない。
しばらく、しゃべりたいけど声を出すのもおっくうで、
ウトウト・・・みたいな時間が続いて、徐々に目が覚めて
いる時間が長くなっていった。
その内、おっととも話が出来るようになってきた。

下腹部に何となくの痛みはあるが、ひどい痛みではない。

そうこうしていたら、おっとが職場から呼び出される(>_<)
ということで、動き出してみて大丈夫なので帰宅となった。

抗生剤と子宮収縮剤を処方される。
子宮収縮剤を飲むと、生理痛のような痛みが出るが
我慢できない痛みではない。
出血は少量。

結局、手術は15分くらいで終了したらしく9時には
処置室のベッドに戻っていたらしい。
その後、11時前まで休んで、帰宅となった。

その日は、とにかく安静。
麻酔で体がだるいので、一日寝ていた。
夜には、リビングのソファで夫と話しながら休めるくらいに回復した。

家に帰って、
ホメオパシーのPhosphorus(麻酔の毒だし)、sepia(子宮収縮)を内服、
パワーストーンのローズクウォーツとオレンジカルサイトをもって、
回復の手助けにした。

なんとか、全てが終わった。
乗り越えることが出来た。
でも、もう経験したくない。
心も体もやっぱり辛かった。
というのが本音かな。

でも、もういろんなことを忘れつつある。
人って、そうやっていろんなことを乗り越えていけるんだと思う。

つづく。


posted by chika at 20:32| Comment(4) | TrackBack(0) | 妊娠〜流産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
妊娠からつらい流産の過程を自分の感じたままに細かく記録していて、この過程がまた、癒しにつながっているんだなあ、自分を赤ちゃんを大事にしているなあって感じました。私はもう8年くらい前に同じようなことがあったのですが、もう記憶もあやふや・・・でも手術のあた、一人病室で泣いたことくらいしかはっきり思い出せませんでしたが、この記事を読んでいろいろ甦ってきましたよ・・・ありがとうございます。
Posted by くーにゃん at 2006年10月04日 08:55
chikaさん、

温かいコメントありがとうございました。
このchikaさんの記事、続きをいつも楽しみにしています。
楽しみって言うのは不謹慎ですが、なんていうんだろう、
chikaさんの気持ちがすごく伝わってくるかもっと読みたい?うーん、うまく伝わっていますでしょうか。
辛い気持ち、でもその中でも旦那さんとの温かい家庭の雰囲気が伝わってきてなんだか私が癒されます。
Posted by あんず at 2006年10月04日 10:22
そうでした、私のお気に入りにこのブログ入れてもいいですか??
Posted by くーにゃん at 2006年10月04日 11:37
コメントありがとうございます。


>くーにゃんさん
術後1ヶ月半で、私の記憶も随分曖昧になっています。
本当にこうやって公表して読んでもらうことで、私自身が
癒されているんだと思います。
くーにゃんさんの記憶をよみがえらせて、悲しい思いを
また思い出させてしまいましたね。
ごめんなさい。
でも、やっぱり全ては必要なことだと思います。
貴重な経験をさせて頂きました。
この記事を読んで、「ありがとう」って言ってくださって
本当にありがとうございます。

お気に入りに入れてくださって嬉しいです。




>あんずさん
結婚もされていない若いあんずさんに、こんな記事を
読んでもらって、なんだか悪いなあと思います。
でも、楽しみにしてもらって本当に嬉しいです。
(全然不謹慎じゃないですよ)
つらつらと、その時思い出す感情を書き連ねただけに
なってしまって、流産に関係のない人たちが読んだら、
つまらないだけの記事だったかもしれません。
それでも、辛いことにも意味はあるし、必要なことだし、
必ず乗り越えられる、ということにつなげてもらえたら
嬉しいです。

あんずさん、ここまで読んでくれて本当にありがとうございます。
Posted by chika at 2006年10月04日 20:51
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。