2007年12月11日

「カリギュラ」観ました

皆様、お元気さまです!

週末、念願の舞台「カリギュラ」を観に行きました。
蜷川幸雄演出、小栗旬主演の舞台です。

caligula1.jpg


旬君、人気爆発でチケットが全然取れない俳優さんに
なっている中で、抽選で当選して行けることになりました。
なんてラッキーぴかぴか(新しい)
なんてツイているんでしょうぴかぴか(新しい)

チケットが取れたら、大阪でもどこでも一人で行く予定だったのですが、
なんとさらにラッキーなことに土曜日のチケットが当たって、夫婦二人で
関西凱旋(?)となりました。


素晴らしい舞台でした。
あれは小栗旬にしかできないな、というような舞台でした。
舞台が始まった途端に「旬く〜ん黒ハート」なんて甘い気持ちは
一切なくなりました。
そこにいたのは皇帝カリギュラのみだったからです。

カリギュラって聞いたことありますか?
初めて聞く方も多いのではないかと思います。
ローマ皇帝だった人物の話です。

この舞台のストーリーは・・・

ローマ帝国の若き皇帝 カリギュラは、恋人で妹の突然の死により、
「人は死ぬ。そして人は幸福ではない」という真理に行き着く。
この耐え難い不条理に戦いを挑み、不可能なものを手に入れようと決心する。
「運命が不可能なものであるならば自らが運命になる」と、権力を行使し、
残虐非道な行為を繰り返し暴君となり、人民を恐怖に陥れていくのだが……。


という内容でした。
とにかくカリギュラの悲しみ・怒り・絶望・・・といった感情がもろに
伝わってくる内容で、とても激しい舞台でした。
終わった直後にはもうフラフラするほど、観ている方もエネルギーを
使い果たすような舞台でした。
最近、まあ頻繁に舞台を観に行っていましたが、ナンバーワンの舞台だったと
思います。

私に付いて行ったようなおっとが、私よりもはまりました。
終わった後も、帰ってきてからも熱く語っています。
今まで観た蜷川作品の中では、どれよりもよかったと言っていました。
それくらい、カリギュラという人の生き様を小栗旬という役者が演じて
くれた舞台でした。


原作者のアルベール・カミュは無神論者だったそうです。
だから、このカリギュラも神を信じません。
いや、愛するものをなくし、死や絶望を与える神など越えてやる、という
気持ちを露わにします。
そして権力を使って残虐な暴君をなるのです。
しかし、その裏では神などいなくてもこの世での本当の善や愛を求めて
いたのだと思います。
だからこそ、偽善に包まれた貴族やお金持ちを殺していくんですね。

とても深い内容でした。
神を信じない、切なさ・辛さ・絶望がとてもリアルに感じられました。



この舞台は役者、小栗旬でなければ成り立たなかったと思っています。
彼の代表作になるでしょう。
舞台でこそ輝ける役でした。
大好きな旬君でしたが、もうそんな風には言ってられないくらい迫力が
ありました。
これからは(これまでもそのつもりでしたが、より)俳優小栗旬を
観ていきたいと思います。

早速、WOWWOWで

2008年1月6日(日)22:00〜 

より放送が決定しています。
WOWWOWに入られている方、ぜひぜひご覧下さい!
期待は裏切らないと思います。




caligula2.jpg
観た翌日、帰るときには当日券に並ぶ人がいっぱいでした。
数人しか入れないはずなのに、すごい人気です。







posted by chika at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月06日

「オセロー」観に行きました

皆様、お元気さまです!

佐賀では昨日・今日と雨でした。
私は猫のように一日中丸まっていた感じでした(笑)
上からは、子供達が走り回る足音が・・・!
さすが、子供はエネルギーが有り余っているんですね。


さてさて、週末北九州まで足を運び(車で1時間半ほど)観劇してきました。
奈良にいた時は、大阪まですぐに出られたし、大阪ではたくさんの演劇が
行われていたので、関西にいる間にすっかり観劇が趣味になっていた私達。
舞台やコンサートにはまっていました。

でも!
九州はやっぱり海を渡るせいか(?)、そういった文化がちょっと
遅れているようです。
なかなか九州まで劇団が来てくれないんですね。

それも九州にきて寂しいと思っていた一つの要因でした。
そう思っていたところに、たまたま大阪で観たいと思っていたのに、
日が合わなくて行けなかった蜷川さん演出の「オセロー」が
北九州で上演されることを知って、しかも一般発売でまだチケットが
残っていたので(!)、すぐに買いました。
こんなところで、家計を節約した方がいいのでしょうが、私達の
リフレッシュの源でもあるので、たまには観に行きたいな〜と思っています。

・・・と、前置きが長くなりました。
さて、「オセロー」を観ました。

osero.jpg


主演オセローは蜷川舞台に数多く出演されている吉田綱太郎さん。
敵役に高橋洋さん、ヒロインは蒼井優さんでした。
約4時間という長い長い劇でしたが、本当にすごいエネルギーの伝わる
作品でした。

吉田さん演ずる美しいオセローが狂気に満ちていく姿は、素晴らしかったです。
オセローをだまして陥れるイアゴー役の高橋洋さんも、途中から本当に腹が立って
イライラするくらいの演技をされていました。
そして、ヒロイン、デスデモーナ役の蒼井優ちゃんも美しく、心の強い女性を
しっかりと演じていました。彼女が第一声を発したところから、高貴な雰囲気に
あっという間に引きこまれました。

相変わらず、蜷川さんの演出は素敵ですね。
舞台の使い方、衣装の使い方、照明の使い方・・・これらが合わさって、
幻想的な舞台が演出されます。

なんか、役者さんと演出家が競って、戦って良い舞台を作り上げている感じが
するんですよね〜。

佐賀に来ても、こんな素敵な舞台が観られるなんて幸せです!
また機会があったら、ぜひ行きたいと思っています。
(家計のやりくり付きで 笑)

次は、1ヶ月後に大阪で小栗旬主演の「カリギュラ」を観る予定です。
これは何があっても外せません!
それまで、また顔晴るぞ!
posted by chika at 22:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月11日

「ささやき色のあの日たち」を観に行きました

皆様、お元気さまです!

なんだか観劇とかDVD鑑賞とかまとめてやったので、いくつか
たまっています。
「芸術の秋」ですからね〜!?


sasayakiiro.jpg


今日はその中の一つ、地球ゴージャスプロデュース
「ささやき色のあの日たち」を紹介します。
以前にも地球ゴージャスの舞台に観に行ったことを書きました。
http://chikahealing.seesaa.net/article/19975735.html

年に一回ペースで舞台があるんですね。
今回はvol.9でした。

今回のキャストは
岸谷五郎・北村一輝・山口紗弥加・須藤理彩・・・などなど豪華でした。

ストーリーは
どこだかわからない空間。体温の感じられない透明な場所。
そこで、2人の男が出会った 。
2人は、何故だかわからないまま、どちらかともなく、それぞれの人生を語りだす。
幼いときのこと、青春の出来事、そして様々な出会いと別れ・・・。
その度にその情景がくっきりと描きだされ、男は相手の過去を眺める傍観者となる。
やがて、中年男2人の話題は、一つのことに集中していく。
それは、『俺が出会った女たち』。
見栄と恥が混ざり合った男たちのバカバカしいラブストーリー。
そして、その裏に潜む彼らの真実の顔。
それは 最高の女との物語。
それまでの過去とは一変して、そこに現れた彼女たちは圧倒的な存在で再び男たちを
魅了する。
しかし、その出現は男たちにもうひとつの真実を突きつける・・・・優しく、そして残酷に。

地球ゴージャス最新作は、“ささやき色”に染まったリアルでほろ苦い大人のための
ファンタジー。(HPより)

でした。


えっと、地球ゴージャスの舞台はいつも凄くエンターテイメント性に優れていて、
幅広い年代の方が楽しめるものでした。(私が観た過去2回は特に)
でも、今回は大人のラブストーリーと言った感じで、しっとりとでも
激しく、美しい舞台でした。
そんな中に人生をどう生きようか、というテーマも含まれていて素敵でした。

休憩もなく、いつもよりコンパクトにまとまった感じでしたが、相変わらず
パワフルでもありました。
出演者の掛け合いも、かなり笑わせてもらえました。
地球ゴージャスの舞台は、何度観ても岸谷さんの才能に感嘆せずにはいられません。
岸谷さんは、彼の思想をこういう風に表現したいんだなぁと感じさせてもらいます。
ドラマなどの岸谷さんと違って、やりたいことをやっている!という雰囲気が
現れていて、すごくいいんです。
そのセンスも抜群だと思います。

北村さんももちろん素晴らしい演技でしたが、一番の印象に残ったのは
山口紗弥加さんでした。
細い体で、素晴らしい歌唱力&演技力を見せてくれました。
びっくり!でした。
女優さんだな〜〜〜〜〜とため息をつくほど素晴らしかったです。

何度もしつこく言いますが、生のエネルギーはすごい!!
少しでも演劇を観てみたいな〜と思っていらっしゃる方は、一度でいいから
劇場に足を運んで欲しいなあと思います。

最後に、パンフレットから岸谷さんのインタビューの一部を紹介して
終わりますね。
この作品を作るのに本田美奈子さんとの別れも関係しているかと聞かれ・・

ああ、そうかもしれないなあ。
この間も、ずっと支えてくれたスタッフの人がびょうきで亡くなったり・・。
そんな悲しみや苦しみが真正面から当たってくるようになり、
逃げられない年齢になってきたんだよね。
だから、これまで地球ゴージャスの芯だった「いかにして生きるか」という
テーマの背中合わせである、「いかに死を迎えるか」ということが、
自然と心の中で明確になってきた・・・・。
でも最後は、やはりお客さんには「明日、がんばろう」って思って欲しい。
そして一生懸命に生きて、”ささやき色のあの日たち”を積み上げていって欲しい
なと願いながら、この作品を書いたんだけど。
posted by chika at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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